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観劇ダイアリー


日記
by easterbeagle

天皇賜杯、名古屋場所では下賜されず

大きな社会問題に発展した大相撲の野球賭博問題ですが、サッカーのワールドカップのもたらした熱狂の陰にかくれて、あっけないほど簡単に決着がついてしまいました。
琴光喜と大嶽親方が相撲協会から解雇され、これで膿は出し切ったといった風情で、粛々と名古屋場所が開催されようとしています。

NHKの中継が無くなったのも、相撲協会にとっては逆に幸いだったのかもしれません。なにしろ、賭博にかかわって謹慎を命じられ、名古屋場所に出場できなくなった力士がたくさんいます。テレビ中継となれば、不戦勝だらけの名古屋場所を全国に放送されてしまうことになります。

そして今回、優勝力士が手にすることが出来る最大の栄誉、天皇賜杯の授与も見送られることになりました。宮内庁から断りの連絡があったわけではなく、あくまでも相撲協会の方から表彰を辞退したという形になっているそうですが、非常に残念な事態と言えます。

84年間、陛下からの賜杯が優勝力士に下賜され続けてきた大相撲の歴史が、野球賭博の不祥事で断たれたことになります。
陛下からの賜杯を、現職の内閣総理大臣が直接授与する天皇賜杯の授与式は、優勝セレモニーの中でも一番のハイライトです。力士たちもがっかりしているでしょうが、相撲ファンにとっても、残念な思いでいっぱいだと思います。

天皇賜杯を協会が辞退したことについて、横綱の白鵬は、「全力士が賜杯をいただくためにけいこに励んでいるから、心から残念に思う。あまりにもやりすぎという思いもあります」とコメントした後に「自分たちの手で国技をつぶす気なのかと思います」と厳しい発言も飛び出しました。

通常時なら「協会批判だ」と騒ぎになるほどの厳しい発言ですが今の相撲協会では、誰も横綱の発言を咎めることはできないでしょう。



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by easterbeagle | 2010-07-20 21:04